2015年11月13日金曜日

同じ作者の2009年の作品と、初公開が2012年で未完の作品それぞれ

私は、2015年以降あまりPCでゲームをやることがなく、ゲーム自体は専ら某サイト関連(RPGが主要であり、自主制作している人が今も少数いる)の携帯のアプリか、同じく携帯電話のソーシャルゲームで2010年・前の家から断続的にやっていて後々フォンブラウザ版(PCでも登録可)などが出来ているもの2種をPCでもプレイするなど、コアもにわかも、ゲーマーなら誰もが身の凍るような思いをするであろう。
ヒョイヒョイ新しいものに手を出したり浪費散財をも厭わないという軽薄さが無い私の、硬派で高潔な精神が伝わり、畏怖のあまり身を凍らせよう。
そんな中で、11月4日の正午過ぎに、予てやろうと企てていたPCのフリーゲームをDLした。



そのゲームは、「2012年7月に公開され2013年7月に私が初プレイした長編のフリゲARPG(未完)」の同作者が2009年に公開したもので、共に人名や地名・魔法などの設定のほか音楽なども少なくはあるが通じ合う。
ただ、リリースの前後関係はそうでも、作品内設定の時系列などは私のプレイ順と同じく、リリースの前後関係とは逆であるそうだ。
例えば、DQは未プレイでほぼ知らないが、DQもナンバリングと逆である3→2→1の順で次の時代へと世界が進んでいるらしく同様である。
2013年7月にその某フリゲをプレイしたというのに、2015年11月の今になって同作者の前作をプレイするとは、実に遅れているようだが、これの初プレイ自体は2013~14年中であった。
その時はどういうものか少し気になった程度であったから、初めに苦手な雰囲気を覚えて間もなくプレイを放棄したという経緯がある。
今回はかなり本気で挑んだことにより、食わず嫌い的な意識から脱却できたのであろう。

私の過去記事における、2012年7月公開の某フリゲに関する記述は、本家2014年9月15日の記事終盤と、メモ帳2015年7月16日記事の21日追記などがある(加えて、2014年中の絵の練習記事のどこかに二次創作っぽい漫画を載せてあるが、大部分はモザイクがかかる)。
このように、時間と共に過去作への疑問と希望を募らせ、ゲームプレイに欠いた状態もあることから生活面への影響を調べる意も兼ねてプレイを始めることとなった。
「疑問」とは、いかに設定や名称や音楽や画像に相互性があって、どう相関するか、また作者の意思についても指している。
「希望」とは、2012年7月に公開された作品で気に入ったキャラと同名キャラの存在をたまたま2013・14年頃に知り、そのキャラはいかに登場していかなる設定を持ち、後の作品とどう相関し、また未完である後の作品のストーリーがどう紡がれるかその判断に寄与されようことを期待するものであった。



まず、その疑問の解決について話す前に、両ゲームの仕様を説明する。
2009年のものはRPGツクールで、12年7月のものはWolf RPGエディターであるが、前者は音楽以外のデータが特定の圧縮・暗号化がされているようであり、後者はほぼ全て暗号化されている。

音楽に関して言うと、前者は8~9割がMIDIで残りが全てMP3ファイル、後者は聞いてすぐにMIDIが1割ほどしかないことが分かる。
例えば、09年作でMIDIだった曲が12年作には非MIDIのオーディオになっている例が数個見られた。
12年作はあらゆる内容のボリュームが大きいとはいえ、やはり一番データサイズが大きいものは音楽系のファイルのようである。
BGMが一大要素である日本のゲームは、やはりグラフィックでCGを多用しない反面、豊富なオーディオデータが最も容量を消費する。
余談だが、前者ツクールで鳴るMIDIは各々PCに定義された音源で鳴らされる(私の場合Timidity++を設定し、導入したSoundfont、大抵のWindows環境は初期音源gm.dls)が、後者ウディターはWindowsなら初期音源gm.dlsが強制的に選ばれるようである。



私が12年作で気に入ったキャラクターの1人は、09年作でも登場しているということで、まずその相互性として、12年作では人を超えた種族の設定があり、長寿であることが伝えられる(設定の時系列では過去にあたる12年作でも最低600年以上生きていることが推定され、それから何年か何百年先とも付かない09年作の世界でも登場していると1000歳超もありえる)。
そもそも12年作は、09年作で神話的に説かれる小さな設定(「こういうおとぎ話もある」というスタンス)を主体としており、語弊はあるが「外伝」のようなものである(もっとも、12年作はクオリティの高さから圧倒的な人気の差がつく)。
その09年作での小さな設定・おとぎ話と大きな関わりがあるように描写されつつ、09年作のメインストーリーで活躍されないキャラが、現状は唯一の12年作再登場キャラ(モンスターには再登場が多くある)として、12年作でも現状はストーリーの端で登場する。
「現状は」と二度念を押す理由として、前者の「現状は」なら09年作に同姓と思われるキャラ(妹?)がおり、12年作では「生き別れの妹」の存在が示されるよう、今後のアップデートでその「妹」が09年作から再登場するかもしれないし、後者の「現状は」なら、今後のアップデートで何らかの活躍が期待されるからである。

もし09年作が12年作とストーリーが繋がり、12年作の舞台の後の世が09年作で、同キャラとその妹(?)の関係が12年作の今後のアップデートで判明すれば、同作者の作品の世界観において複雑な移り変わりが一つに結ばれるのであろうか。
それとも、そこまで考えることは行き過ぎであろうか。
このキャラを主体とすると全て結ばれそうであるが、ストーリーや各名称などには齟齬も生じており、全く一体とみなすことができない現状があり、今後どう明確になってくるか注目されよう。



最後に、ここまでの話がまとまっているのか、判断がつかないが、この文章を執筆した11月6日に、冒頭でも書いた「某サイト関連」の活動内では、このキャラクターのドット絵(キャラチップ)のデータを、某サイト関連のゲームと似た雰囲気に修正して、そこでのブログ内に掲載した。
09年作と12年作のどちらかといえば、前者の方をデータフォルダ内の.xyz圧縮データから、通常の利用が可能なpngなどに変換した。
私的利用の範疇を逸脱しているから、他者の知的財産権を侵害しているようだけれど、長年こういう自分はそこら辺の順法意識が薄くて困る。
小6・中1の時に2ch関連の書籍で、著作権を条文のみならず具体例からも学び、半可通とは違った知識を得たが、要は政治家が汚職することなどと同じである。
2014年7月の動画説明文にも「剽窃」云々と、自分について語ってある。



付録:保存楽曲識別番号
当記事も、音楽館の作曲者関連の記事のように、某サイト保存楽曲から識別番号を羅列する。
テーマは、12年作に重なる印象の曲である。
範囲を広げるとARPGやRPG系全般、広げすぎると多くのゲームジャンルに伸びてしまうため、自分でもどの程度までが適切な境界であるかは判然としない。
また、件のゲームはほとんどフリー素材系である(12年作にはオリジナルで提供されたものがあるようだが詳細不明)。

件のテーマに該当する曲(個人管理識別番号)→230 316 321 374 379 414 462 507

この中で特筆すべきは"230"であろう。
私は2013年9月4日にこの曲を初めて聴いたようであるが、この曲の某サイト投稿は2013年9月3日であり、投稿から間もなく聞いていたようである。
それに、2013年9月といえば、私が12年作を初プレイした2013年7月からまだ日が浅く、この12年作に対する想いがやや残りつつあったわけで、この曲にはかなり強く12年作を重ねた。
曲名に「永久(とこしえ)」と冠している点も、「時間」をテーマとしている12年作(主要キャラの一人がタイムスリップに相当する禁忌の魔術を持ち、第一部エンディングはそれを発動して終了)の印象と重なるものであろう。
また、同楽曲作者のメイン名義と同じひらがな3文字の投稿名で、同ゲーム公式BBSに投稿があるが、同一人物であるかは不明である。

余談となるが、ゲーム系の楽曲に関して少々説明する。
某サイトでゲーム系というと、RPGの対抗馬はSTG・・・もっと言えば東方系(私も投稿経験あり)が物凄く多い。
あらゆるゲーム・アニメ・バンドなどこの世にある中でも、もっとも「コレが多い」という固有名詞を挙げるなら、「東方(厳密には東方project)」に勝るものは某サイトに無いと思われるほど東方風の楽曲が多い。
2006年の時点で3人以上は複数回東方っぽい曲を投稿している(メタルのおじさん含む)。
一方でRPGといえば、典型的ではあるがDQかFFのような戦闘曲がかなり人気である。
広義のゲーム音楽としては、音ゲーの曲も含まれるだろうか。
某サイト作曲者にも音ゲーファンが多く、音ゲーっぽいテクノやトランスも多く見られる。
ただ、やはり作品名などの固有名詞で最多のキーワードは「東方」ではないか。

なお、メタルのおじさんが東方かSTG系、あるいはファミコン横スクロールアクション的な曲を作ったことはあっても、RPG系は見られない。
そもそも、彼の2006年以降に見られる活動名義は、とある横スクロールのSTG(ケイブ以外の何か)の作中における楽曲名の単語3つの頭文字から取られている(本人談)。
3文字である点のみを取っても、東方でいえば「ZUN」「NKZ」のようにSTG界隈の慣習(ZUN氏も言及)を感じさせる。


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